質問
隣地に8階建てのRC造の寮がたてられたことにより住まいが傾きました。
建設会社は責任を持って直すと言っていましたが、補修にジャッキアップ等の工事が必要で、費用がかさむことから、うちの基準範囲の工法の範囲でしか補償できないと言ってきています。
軟弱な地盤で支持層が深いためなのですが、当方が特に基礎補強をしていないことを理由にジャッキアップ等の工法は価値を付加する内容なので受け付けられないとのことで、基礎を切断、中継ぎし傾きを治すと主張しています。
当方は、計画段階での確認で、基礎補強ない旨は伝えてあり、当然考慮すべき内容と理解しております。
傾く前の元の状態に基礎の下から補正して戻してもらうのが本来だと考えますが、当方の主張は過大な請求なのでしょうか。
当方の主張だと約〇〇00万円強、先方の提案では〇〇0万円の見積もり額のようです。
現在、金銭で解決という方向になっていますが、このまま押し切られそうで不安です。
どのようにすれば当方の希望に近い解決ができますでしょうか。
回答
お住まいが傾いてしまったのはかなりショッキングなことで心中穏やかではありませんね。
肉体的にも精神的にも辛いのではないかとお察しいたします。
さて、建設会社の主張はどのようであれ、傾いてしまったものは従前の姿に直していただくことが必要と思います。
計画段階でも「基礎補強がない旨」は伝えてあることから、工事会社の主張は手前勝手な主張で、「傾く前の元の状態に基礎の下から補正して戻してもらいたい」というあなたの主張は正しいと思います。
金銭的な問題での解決を希望しないのであれば、あくまでも実態としての従前の姿に回復してもらうことがよろしいと思います。
そのためには損害賠償の請求に関することになると思いますので、弁護士さんまたは司法書士さんにご相談になると道が開けると思います。
「金銭的な解決には応じない!」という確固たる考え方が重要と思います。
なお、工事会社は「工事保険」に加入していると思いますので、隣家や通行人等への損害の賠償はこうした損害保険でカバーできるのではないかと思います。
以上となりますが、ご不明点や解決がみられないなど何かお困りごとがございましたら引き続きご相談ください。
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