質問
先日はご丁寧なお返事を本当にありがとうございました。
ところで準防火地域の窓の規制について、もう一つお聞きしたいことがあります。
隣地境界線より、3m離れているので木製サッシが使えると喜んでいたのですが、工務店の営業の方が言うには、「網入りでなくても良いが、枠は木製は無理でしょう」と言うのです。
そしてその根拠は、「準防火地域では樹脂サッシは使えない」という規定(法律)があるため」というのです。すなわち樹脂がダメなら当然木製も無理だろうと言うことなのです。そもそも「準防では樹脂はダメ」という規定があるのでしょうか?
もし仮にあったとしても、木製の規定が法律にもし無いならば、木製を使用したとしても、なんら問題はないと思うのですが如何なものでしょうか?よろしくお願いいたします。
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年11月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
この問題は工務店やハウスメーカーの営業マンが本当に良く間違えるところです。建築基準法第61条から67条、建築施工令第136条の2
こちらに該当します。
準防火地域内の建築物は
地上2階建て以下で延べ床面積500m2以下で
外壁と軒裏の延焼のおそれのある部分
を防火構造で仕上げた木造建築物であれば建築できます。
このとき、延焼のおそれのある部分が3m(1階)、5m(2階)ですから
この範囲に入らない外壁(開口部)、軒裏は一般でかまいません。
従いましてそちらの工務店サンは間違えておられます。
「延焼のおそれのある部分」が抜けております。
教えてあげてください。