質問
お世話になっております。先日のエアコンの件は大変参考になるコメントありがとうございました。解決の方向を決める羅針盤のようなコメントでした。さて、我が家も11/21地鎮祭、その後着工といよいよです。
しかし、間近に迫ってくると何かと不安で落ち着かない日々であります。そんな中で一番の不安はやはり、きっちり施工してくれるだろうか?大工さんはちゃんとやってくれるのか?ということです。
●●ホームに言わせると品質は安定しており大丈夫ということなのですが、ものの本によると、それでもやっぱり大工さん次第だとか。そこで、時間の許す限り現場へ出向き、自分なりにチェックしようとは思うのですが、なにぶん素人ゆえどこをどう見てよいやら。●●ホームも自社で工程監査をするとはいうものの、やはり自主監査の域を出ない気がします。
何か良い提案はありませんでしょうか。仮に第三者の有識者による監査というのはどうなのでしょうか。金額的にはいかほどでしょう?そのような機関が岡崎にあるのかも私には判りません。●●ホームの工法を理解していないといけないようにも思いますし、●●ホームとしても、あまりそれを受け入れたがらない気もします。
また、上棟式なるものは必要と思われますか。人によっては大工さんに数万円ずつ渡すのだとか。これによって大工さんの気の入れ方がちがうならやったほうが良いようにもおもいます。しかし大工さん全員となると結構な出費となります。種々このようなことを先生にお伺いして良いかどうか疑問でしたが、何をやるにしろ初めてのことで、お手数とは存じながらメールさせていただきました
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年11月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
>さて、我が家も11/21地鎮祭、その後着工といよいよです。しかし、間近に迫ってくると何かと不安で落ち着かない日々であります。そんな中で一番の不安はやはり、きっちり施工してくれるだろうか?大工さんはちゃんとやってくれるのか?ということです。●●ホームに言わせると品質は安定しており大丈夫ということなのですが、ものの本によると、それでもやっぱり大工さん次第だとか。
その通りです。大工さん次第です。
しかしながら●●ホームのパネル工法は工場生産のはず・・・。
となれば基礎工事や内装工事や設備工事が重要です。
>そこで、時間の許す限り現場へ出向き、自分なりにチェックしようとは思うのですが、なにぶん素人ゆえどこをどう見てよいやら。●●ホームも自社で工程監査をするとはいうものの、やはり自主監査の域を出ない気がします。何か良い提案はありませんでしょうか。
あなた自身が現場に出向く以外にありません。
専門家の費用は数時間の現場チェックでも5万円程度となろうかと思います。
これをポイントで行ったにしても10日で50万円となります。
こうしたことを考えれば設計事務所の設計監理は
これを1週間ごと程度に約6ヶ月に渡って行うのですから
確かなものとなるのです。
>仮に第三者の有識者による監査というのはどうなのでしょうか。金額的にはいかほどでしょう?そのような機関が岡崎にあるのかも私には判りません。●●ホームの工法を理解していないといけないようにも思いますし、●●ホーム
としても、あまりそれを受け入れたがらない気もします。
契約上第三者が入ることに対しての条文があり
かつこれを受け入れる用意が●●ホーム側にあれば
問題はありませんが一般的には施工サイドは受け入れないと思います。
>また、上棟式なるものは必要と思われますか。人によっては大工さんに数万円ずつ渡すのだとか。これによって大工さんの気の入れ方がちがうならやったほうが良いようにもおもいます。しかし大工さん全員となると結構な出費となります。
地鎮祭は土地の神様に「将来において私たちがこの土地をお借りします」
という神事です。
工事の無事は勿論のこと、建築後の家内安全なども祈願します。
それに比して「上棟式」はあなた方が職人さんを接待する
「お振舞い」です。「お祝い」です。
したがって、「お金を渡す」のではなく「ご祝儀」ですから
形式でかまいません。
基礎などを担当した「鳶」の長を「頭(かしら)」といいます。
「大工」の長を「棟梁(とうりょう)」といいます。
このほかに現場監督がいますが以上3人が平均1万円程度。
その他大工や設備業者、電気業者などが5千円から3千円程度です。
この上棟式は工事に携わる人々に対しての「お礼」ですので
「竣工式」に代えることもできます。
ハウスメーカーの場合はやらない人も多いようです。
工場生産品という見方から「合理性」を採ればやらないことも納得できます。
「上棟式」はこうしたご祝儀のほかに料理やお酒も出しますし
持ちかえっていただく「引き出物」も必要ですから総額でも
15万円から20万円という金額が必要です。
工事期間中の「茶菓子代金や上棟式のご祝儀」をまとめて建築会社に
渡して「これでやって欲しい」というお客様もいますが
この金額は会社の懐に入るだけですから、
同じ出費であれば直接職人さんに直接手渡された方が
職人さんは喜びます。
ただ、この喜びが後々の工事に影響することは基本的にありません。
なぜなら、これら業者さんたちはすべて下請けですから・・・。
問題なのはこうした「下請けの職人さんたち」とどのように接し、お願いし、
指導し、「よいものを作ってもらうか」ということなのです。
ただし、現場監督は追加工事個所に目を光らせています。
少しでも変更箇所があれば「追加工事=追加工事費」を請求対象として
上げてくるでしょう。
やはりこのあたりの金銭的交渉はプロでなければできません。