質問
お尋ねさせて頂きます。
●●ホームの一戸建て(築1年6ヶ月)の住宅の2階のリビングの床が波打っている状態です。(ゴルフボールを置くと、加速しながら転がります)。
●●ホーム側でも、問題として理解いただいており、無償にて床の補修を行っていただいたのですが、補修後でも歩くと床が凸凹しているのがハッキリと判ります。
●●ホームに問い合わせたところ、「修正前は9mmも歪みがあり、申し訳ありませんでした。今回の修正により社内規定の5mm以内にさせていただきました」とのことでした。
さらに、「どういう方法で測定したのですか?」という問いについて「1mの長さの水準器を用いました」という回答でした。「修正が出来ませんか?」と聞くと「これ以上は技術的に困難ですので、ご了承いただけませんか?」という返事でした。
「2000年以降、1mあたり6mm以内は問題無し」という基準は自分で調べたのですが、床の傾き・凸凹を測定する正しい方法が判りません。ご存知であれば教えていただけませんでしょうか?技術的に困難との返事に一時は引き下がったものの、「1mの長さの水準器では、1mより小さい窪みがあった場合、異常無しになるのでは?」という疑問があるのです。
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年10月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
そちらのハウスメーカーですと2x4工法だと思います。
工法的に2x4の床は基礎工事の後に「プラットホーム(作業テーブル)」
として造られます。
このときこの床であるプラットホームは水平でなければなりません。
「水平ではない」ということは基本的にはありえないことですが
ご相談の内容ではこれが原因ということになると思います。
つまり、基礎の天端レベルが違うなどに気付かずに
そのまま補正をしない状態で床が造られてしまえば
今度は床の水平レベルが異なることになります。
2x4工法では各部材の規格寸法が規定されているのが特徴ですから
単に一部分だけレベルが違うようなことは逆に考えられません。
一部だけレベルが違うようであれば基礎が異常です。
2x4工法では基礎の上に1階床を作り、1階床の上に1階壁を立ち上げ
1階壁の上に2階床を載せ、2階床の上に2階壁を作り2階壁の上に
屋根を載せて本体が完成します。
このとき基礎に水平レベルの歪みがあれば屋根までの全体部分で
歪んでいることが考えられます。
さて、ご相談の内容から若干はずれてしまいますが
水平部分のみならず垂直部分もチェックしてみてください。
水平の検証には誰でも簡単にできる方法として
透明ホースを使う検証法があります。
5m程度の透明ホース(中の水が見えるもので細いものでも可)を購入し
その中にある程度の水を満たします。
このホースの右端と左端を一緒に持ったとき
このホースの中の水の高さは必ず揃います。
この水位をホースにマークしてください。
これは「連通管の原理」で必ずどんなところでも水平を示します。
右端をどこかに固定し、中の水がこぼれないようにして
左端を部屋のいろいろなポイントの壁面に当て水のレベルを
マークしてください。
このとき壁へのマークキングではセロハンテープなどを貼った上に
マークをすれば壁は汚れませんね。
この各マークから床面までの距離の違いが
床面レベルの落差です。
ホースの中の水の表面張力のポイントを両端で決めておけば
mm単位で計測することは可能です。
垂直の検証はホームセンターなどで
「下げ振り(さげふり)」という計測用具をご購入頂くのがよいでしょう。
柱(壁)などの上部天井付近に固定し、糸のついた錘(おもり)を下げます。
このとき上部天井付近の糸の始点と柱(壁)との距離を計測記録し
同様に床付近での糸の終点と柱(壁)との距離を計ります。
この距離が同じであれば柱(壁)は垂直です。
床の「波うち」は一度床下に潜ってみて基礎との関係などを
検証されることをお薦めします。