質問
こんにちは。私は7月ごろ電話にて小杉様に床鳴りの件で一度ご相談させていただいたものです。その折りは床下収納やビー玉などをつかってみるようにとアドバイスいただきありがとうごさいました。
平成10年3月契約、12月入居で築6ヶ月で床鳴りは早いねともお聞きしましたので売り主の不動産会社に電話して大工さん一人に来てもらいました(7月下旬)そして
1.玄関からリビングに入る引き戸付近の床鳴り(フローリング)
2.リビングに隣接する和室の障子がはずせない。
の2点をいって2.については当日削るなどして直してもらい1.については床下収納から二人でもぐって見たいので後日(8月盆ごろ)また来ます。とのことでした。
その後10月4日現在まで連絡はないのですが、そうしているうち、9月下旬より下記のように他にいろいろ気になることが出てきました。
(1)リビングの部屋のほうも何カ所か床鳴りがしだした(最初の廊下より気になります)
(2)直した障子付近の柱か壁?が(朝が特に多いのですが)1分に1~2回平均でピシッと鳴ります。柱が鳴ることは聞いたことがありますがどうもそれとは違うようです。鳴るのが5分おき位の時間帯もあります。
(3)その障子の上の天井板が一部(6~7センチ)持ち上がって隙間ができている(3ミリ)
(4)和室のかもいの内側を初めてのぞいて見ると壁がはがれて、壁材(コンクリのかけら状)がゴロゴロしている。(ここは普通では見えないので雑に仕上げるものなのでしようか?あまりに雑ですのでビックリしました)
何分素人で基本的なこともわかりませんので、上記の点どのように解決すればよいのかアドバイスいただけませんでしょうか?また主人が単身赴任になりましたので、どのように交渉すれば良いかと思案しております。(売り建て住宅・敷地100平米・建坪98平米・2階建・契約建物価格約2000万で同時期に5軒たちましたがうち1軒の方に聞いたところ現在床鳴りはないそうです。)
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年10月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
売建住宅は同時期に販売をすることで販売利益を得る売り方です。
同時に建てるには同時に業者が仕事をして完成していきます。
しかし当然ながらそれぞれの建物にはそれぞれ別の業者が
担当して工事を受け持つことなります。
この時点で担当業者の仕事の程度に違いが生じます。
「仕事の程度」とは「仕上げ精度」です。
1日2万円の日当で仕事をする人でもやり方も違えば進度も違います。
仕事の精度が良く、美しくきれいに早く出来る職人もいれば
仕事はゆっくりであっても汚かったり、それも同じ金額という職人は
どこの現場にもおります。
となると、いくら隣の家と比較してもそれは基本的に職人が違うのですから
「同じように見える家」でも「違う家」なのです。
さて、床鳴りの内容からいろいろな欠点が見えてきました。
今後まだ出てくるものと思います。
(4)の内容は特に問題は無いと思います。
「鴨居(かもい)」ではなく、「長押(なげし)」の中のことだと思いますが
横から見て長押の中で壁仕上げは止まります。
後の件に関してはやはり売主に連絡をしてみてください。
私がそちらまで出かけられれば良いのですが
それもままなりませんので
公的な相談機関をご紹介いたします。
公的な相談受付の場所として
「茨木市役所の建築指導課」か
「大阪府建築事務所協会」にご相談ください。
建築の無料相談を受けてくださると思います。
また、契約の内容などにつきましては
市役所の「法律相談」をご利用頂くのがよろしいかと思います。
いろいろなアドバイスが頂けると思います。