質問
東京都杉並区のTMです。はじめまして宜しくお願いいたします。
小生、この5月に二階建ての木造在来住宅(住宅メーカーに発注し、自己所有の土地での建替え)を新築したものです。
建物は東西に長く、南側に1m弱のベランダが有り、屋根は黒のコロニアルタイプで、外壁は薄いグレーの吹き付けです。引き渡し後、屋根に近所の電器屋さんに依頼し、地上波のTVアンテナを設置しました。アンテナ自体の性能は申し分ないのですが、このアンテナ及び台座を固定するための補強針金がアンテナを中心として4本下に伸びております。一般家庭ならありふれた光景なのでご想像が付くかと思います。
問題は、このアンテナから伸びた補強用針金線の先端が樋に絡まっておらず、屋根と樋との隙間から線を通し、鼻隠し(?…もし違っていたらすいません)にボルトで打ち付けて止めてあります。雨天の際は、この針金を伝わって下りてきた水滴がボルトから滴り落ちているのです。
4本の針金線のうち2本は北側のため、針金の固定方法及び水滴落下の確認は出来ませんが、南側の2本は上記の通りです。この南側2本のうちその1本からはベランダに直接落下し、テラスサッシに跳ね上がる始末です。更に悪いことに、まだわずか1月程度ですが、鼻隠しのボルト下から水滴の流れ後が黒くはっきりと吹き付けに付いてしまっているのです。吹き付けの色が薄いので水滴後が良く目立ちます。
以上のような症状ですが どのような対処方法があるでしょうか?
ご教示賜りますようお願い申し上げます。
なおもしご用命なら写真を送付致しましょうか?
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年7月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
>この南側2本のうちその1本からはベランダに直接落下し、テラスサッシに跳ね上がる始末です。
>以上のような症状ですがどのような対処方法があるでしょうか?
どんな状況においても外壁等に線状についてしまう「汚だれ」は発生します。おそらくサッシの下端の水切りの左右や外壁の突出物の下には今回問題になっている「鼻隠し」同様、必ず「汚だれ」が発生します。
この状態がたまたま顕著に目に止まってしまう、かつ
二次的にテラスのサッシに跳ね返るところに悩みが生じるのでしょう。
残念ながらこの解決策はその根本原因を取り除く以外にありません。
TVアンテナの取り付けに対しての電気屋さんの処方は間違っていないと思います。かといってワイヤーステーを張らねばアンテナは倒れましょう。
もし一つだけできることがあるとすれば
ワイヤーステーの屋根面端部に雨樋の中に流れ込ませる
導線を垂らしてあげることぐらいです。
ご推察の通りなので、針金を伝わって下りてきた水滴がボルトに伝わる前に
同様の導線を巻き付け、雨樋側に導く以外に方法はありません。
同様に
このワイヤーステーが交わる屋根面端部にビニールホースのような
パッキンを挟み、なるべく水滴が左右に拡散するようにしてみてください。
当然屋根面端部でも谷の部分を避ける必要があります。
これが駄目であれば
残るはワイヤーステーの取り付け位置(ボルト位置とも)を変更することになります。