質問
突然の便りで恐縮です。私は家を作ろうと考えているところです。しかし、全くの素人です。植物を取り入れた住居が作れないものかと思っています。
最近、ガーデニングあるいはプランタンなどを使って住居の中に植物を取り入れたものはよく目にします。私は地に根を生やした植物を住居に取りいれられないかと思っています。ツタを壁にはやした住宅は時々見かけますが、植物を住居の中に生やしたような家はあまし見かけません。
従来、住居は堅牢性、持久性それに気密性が求められてきました。これらのことからすれば成長する植物を住居の中に取り入れるということは矛盾することでしょうね。壁にツタを生やすことでも家の寿命は短くなるでしょうから。
しかし、住居の寿命に一定の基準のようなものはあるのでしょうか。人にも寿命はあるのですから、その人の住む住居にもそれに見合った寿命があってもいいのではありませんか。人の寿命に見合った住居で植物と共に生きて行けるようなものはないものでしょうか。
また、他の可能性としては地下に住宅を作るということでもよいかもしれません。自然との共生に「垂直方向は人に、水平方向は自然に」とのスローガンがありますが、地下に住宅を作ることが出来れば可能ですよね。八ヶ岳の山麓に600坪の土地を購入して住もうとしているのですがよいアイデアがあれば教えて下さい。
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年5月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
もう少しお考えをお聞きしたいと思います。
始めに
息苦しい空間に植物は育ちません。
おそらく人間も同じではないかと思います。
「解放された空間の中で植物と共に住む」
というのは時代の先端を行っている気がします。
建築はあなたの希望に沿った
知恵と工夫を入れた器です。
どのようにでもなりますが
具体的なお話はあるのでしょうか?
植物は必ず「wet」についての問題が出てきます。
その処理がうまく行かなければこの構想は止まります。
また、彼らに対する手入れは
「放置しない」と言う確約が必要でしょう。
建築的な考察個所がいくつも出てきそうです。