地下室施工可否

<はじめに: この回答はご相談のあった2000年2月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております。ご了承ください。>

>2階建てで新築を予定し、地下室をつくりたいと考えています。
>敷地は約46坪(セットバック含まず)でいわゆる50の150です。
>一般の住宅の場合、地下室は容積率には算定されないと思いますが、上記の土地に地下室は何坪建立することができますか?

46坪の敷地に対して容積率が150%であれば
地上は69坪が建築可能です。
では地下は?・・・
34.5坪までできます。
しかしながら建ぺい率が50%ですので地上は46坪がせいぜいでしょう。
となれば地下は23坪までということになりそうですが
緩和と150%の容積までの合算を選択すれば
地下室は敷地いっぱいの46坪まで可能でしょう。

やや変則的なので説明は複雑です。この場では省略します。

>また、御社の提供される地下室(施工)での水周りの心配はありませんか?
(「水周り」=周辺の地下水位や水害に対するご質問として捕らえます)

敷地と周辺を視察致しませんと何ともいえません。
私の方針では水が出る土地には地下室は奨めません。

地下水位の心配がなければ施工上の問題は心配無用です。
「地下室防水」に対する実績では今までにクレームはありません。

>また、「地下室単独での設計監理は当社主導以外の下請けではお受けできません」とHPにありますが、これは上物の部分の設計、施工も御社が係わらなければできないという意味でしょうか?(即ち地下室のみの設計、施工)

地上建物および地下室についてまた、その両方の整合性に
技術的ノウハウがありまして地下室単独ではそのノウハウが
地上階の施工者にすべて盗まれていまうことがつらいので
地下単独の設計および工事はお受けしておりません。

地下室は工事の初期1ヶ月でできあがってしまいます。
地上本体部分がその後4ヶ月程度工事していきますが
その間の地下室はそのままになります。

地上まで一体であればこの管理もできますが
地上建物の管理者は地下まで面倒をみないでしょう。

電気配線や床や内装やドアなど地上建物の工事とも一体性が生じますので
工事範囲が明確に分割できません。

その当たりが整理されれば単独受注も可能かと思います。
残念ながら現時点では困難です。ご理解ください。

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