質問
昭和62年2月築の3階建マンション最上階に住んでいます。
平成13年1月20日(土)名古屋で13時頃から雪が降り続き大雪となりました。
積雪は10センチ程です。
当日22時、ブレーカーがあがり北側2室、と北側風呂洗面所トイレ廊下、要するに北測が電気がつかず、南側は大丈夫でした。
我が家は北1部屋とキッチン、南に3部屋の4DKの間取りです。
電力会社の言う通り全てのソケットを抜いてチェックしましたが、ブレーカーは上がったままなので、配線に詳しい技術者に観てもらうよう指示されました。
技術者は天井上の漏電と判断しキッチン、トイレの天井を開けました。
電線はビショビショになっており、屋上から漏れているようだ。という事でした。
しかし当マンションは2年前に塗装工事をしたばかりでもちろん屋上の防水工事も兼ねていたので、施工会社に連絡をしましたが故障当日でなかったため、当日は快晴で天気もよく、施工会社は、雨漏りではなく、天井上の結露であると主張します。
大雪で室温が下がるので、バンバン暖房して、温度差が生じ、天井上に結露が生じたというのです。
しかし温度差といわれても、北側はキッチンで暖房器具つけていなかったし、料理もしていない。
北側の部屋は電気カーペット。
南側の一室は暖房してましたが、その部屋はブレーカーに影響がなかった。
と言う訳で、全く納得いかないのにとりあえず私に工事の支払いをしてもらい、この後なにか起こったらその都度施工業者が対応するというのです。
原因は結露という施工業者の強い判断がありますが、北側暖房しておらず、温度差を生じない状況なのに納得できないでおります。
通常の生活をしていて天井上に結露が生じるマンションですか?
漏電修理してくれた業者が見た感じでは、雨漏りと思った。結露とは通常判断しかねる。との意見でした。
いかがなものでしょうか?
回答
結露と漏水の両面から調査が必要です。
ただ、結露や漏水で漏電してしまう配線はやや問題があります。
「ジャンクションボックス」といって電線の交差結線部に設ける配線ケースに水が入ったのでしょうか?
電線が濡れたぐらいでは漏電ブレーカーは作動しません。
もう少し観察が必要です。
外部気温が氷点下で内部室温が25℃となれば結露が起きないとは言いきれません。
特に電線は金属なので天井裏では室温がコンセントからそのまま伝導します。
天井裏が氷点下近くで天井内に湿気(水蒸気)が多い場合は、電線に結露の発生はありえます。
同じ症状が出ると思いますので、写真などで記録を撮られることが必要です。
住宅と違ってマンションなどのフラットな屋根の場合は、特に天井裏の高さが少ないためにこうした症状が出やすいと言えます。
天井材自体が金属ほど熱伝導がないので、天井内での電線以外に結露症状が生じなくても電線だけに結露が生じるのは上記の理由です。
よって雨水漏水の可能性もありますが、過去に漏水していないのであれば結露による原因は確率が高いと言えます。
以上となりますが、ご不明点や解決がみられないなど何かお困りごとがございましたら引き続きご相談ください。
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