質問
以前の質問の中でやはり家には自然の換気が一番と書かれていますが、老人+花粉症(埃を含む)の家族を抱える小生としては、24時間の強制換気が良いのではとの考えになっておりご意見を伺いたく宜しくお願い致します。
まず、3階小屋裏を含む居住性をよくする為に高気密・高断熱を考えています。
どなたかの質問に対する回答の中で、高気密になった家の湿気は何処に逃げていくのかとの問題定義があったと思います。
私は、高気密の家になればこそ24時間の強制換気が必要なのではと思っていますが如何でしょうか。
もちろん出来る時には窓を開けて換気を行なえればベストでしょうが、真冬や梅雨時などは窓も開けられず強制換気も仕方なしではないでしょうか。
初めは、家にペースメーカーを付けるようで抵抗がありましたが、強制換気により家に呼吸させる方が良く、最近の高気密の中で自然換気のみに頼っている方が家が早くだめになると思われますが如何ですか。
これにより選択する工法が全く違ってくるので、ご意見宜しくお願い致します。
回答
> 以前の質問の中でやはり家には自然の換気が一番と書かれていますが、老人+花粉症(埃を含む)の家族を抱える小生としては、24時間の強制換気が良いのではとの考えになっておりご意見を伺いたく宜しくお願い致します。
壁体内の水蒸気の逃げ場の話です。
本来の高気密住宅は内壁の下地にシートを張り巡らします。
まるで風船の中に部屋を作るようです。
空気の流出入をさせないというのが高気密の考え方です。
部屋で内部ラッピングし、建物外部でもラッピングしていくことで更なる高気密が実現できます。
このときに外部と内部との部分、つまり壁の中の空気(水蒸気)はどこへ行くのか?という問答です。
> 私は、高気密の家になればこそ24時間の強制換気が必要なのではと思っていますが如何でしょうか。 もちろん出来る時には窓を開けて換気を行なえればベストでしょうが、真冬や梅雨時などは窓も開けられず強制換気も仕方なしではないでしょうか。
前期にも書きましたように風船を室内いっぱいに膨らませたように内部をラップしてしまえばどこからも空気は出入りしません。
したがって強制的に換気をしなければ酸欠になります。
> 初めは、家にペースメーカーを付けるようで抵抗がありましたが、強制換気により家に呼吸させる方が良く、最近の高気密の中で自然換気のみに頼っている方が家が早くだめになると思われますが如何ですか。
強制換気システムは登場してまだ2、3年です。
歴史が浅いのでまだ評価が出ていないと私は考えています。
実験的対応の中でこのシステムは世の中に出てきています。
お客様がこのあたりをご理解されていれば問題ありません。
自然換気のみに頼っている建物は神社仏閣をはじめ住宅であっても日本中にたくさん現存します。
100年以上生きている建物もたくさんあります。