＜はじめに： この回答はご相談のあった１９９９年８月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。＞
結論から先に申し上げますと
良心的な施工者なら改善してくださるのが普通でしょうが
この問題は有料となる可能性が大です。
一般的には「売買契約書」によります。
この条項の中に「建物の瑕疵」に関する条文があろうかと思います。
こちらの内容に従う以外にありません。
一般的には
「建物竣工引渡し後」１年を過ぎたものは瑕疵を認めても
有償の範囲となることが多いようです。
ただ、このメールだけではなんとも言えませんが
欠陥の可能性もあるかもしれません。
欠陥となると話は逆転することもあります。
ドアが振動する理由にはドア周囲を固定している
溶接の不良が考えられます。
さらには
溶接以前にコンクリート本体が割れている可能性があります。
（今話題になっているコールドジョイントがこうした部分にも
発生していることは十分考えられます）
これを確認するにはこのドアの周囲を
「テストハンマー（小さな金槌で可）」のようなもので
叩いてみてください。
壁を壊さないように「大き目のゴムハンマー」で叩くと判ります。
壁が「ビビれば」欠陥要素が確実です。
私も確認に伺いたいところです。
また、「道路からの振動」はドアに伝播する前に
建物の基礎に伝播することが普通ですので
こちらの建物の基礎など全般的な点検が必要です。
そこで、マンションの外壁やコンクリート本体部分については
共有部分の扱いとなります。
この部位の工事に関してはあなたご自身の処置ではなく
マンション住人全体に図らねばならない処置ではないかと思います。
同じような問題を抱えておられるお隣さんもいると思いますので
できればマンションの管理組合に報告し
マンション全体の問題にしていくことがよろしいかと思います。
ちょうど、こちらの建物は震災復興直後の工事建物ではありませんか？
だとすれば、この問題に始まって、他の部位に関しても
同様の問題を抱えている症状は他にも多くある可能性があります。
少し慎重になられて、住民全体の中でこの問題を確認し、
管理組合として施工会社に抗議することがよろしいかと思います。
なお、マンション管理会社の言いなりになってしまう
管理組合が多いようです。
マンション管理会社は施工会社の系列がほとんどのようですから
ここいら辺への情報操作をされておかないと
結果は同じものになりかねませんので念のため・・・。
