質問
はじめまして。色々質問させていただきます。今回、一般定期借地権の土地で、建築条件付の家を建てることになりました。5月の末に、公庫の融資決定通知が届いたら工事着工だそうです。
★近所への挨拶・地鎮祭・上棟式・工事の人へのお茶出しなど、するものなのでしょうか? その際の、金額は、どのくらいが妥当でしょうか?
業者の方に聞いたところ、近所への挨拶は2千円・地鎮祭は4~5万・上棟式はやる人が7割。やらない人が3割。金額は忘れました。
「建替えじゃないんだから、業者が代わりにやってくれるでしょ。」と言う人もいます。どうすべきかを教えてください。よろしくお願いします。
回答
<はじめに: この回答はご相談のあった1999年4月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
新築おめでとうございます。
期待に胸を膨らませていることと思います。
基本的なアドバイスを致します。
少し気を付けたいところがあります。
>5月の末に、公庫の融資決定通知が届いたら工事着工だそうです。
みなさん間違って認識されているようですので参考までにお知らせします。
公庫の融資は
1.公庫融資申し込み
(必要なのは融資対象面積であって間取りが完全に決まっている必要はないのです)
2.公庫融資窓口
(都市銀行などご自身が日頃使われている銀行などOKです。
業者指定の金融機関である必要は一切ありません。
また、書類提出は融資担当窓口の担当者がチェックします。)
3.公庫融資可能審査
(1.の申込みを受けて融資内容に問題がないかどうか金融公庫が判断します)
4.公庫融資決定通知
(融資条件が揃っていれば融資が可能となり、指定期日までに確認申請を提出します。
この期間内に間取りを決定し申請図面を揃えます。)
これは「確認申請の提出の期限」であって「着工期限」ではありません。
着工は「確認申請を提出して早ければ1週間、
普通は約2週間から3週間」かかります。
この審査によって「確認通知書」が届いて始めて「着工となります。
契約内容にもよりますが
もしかしてそちらの工事契約書の工事費用の支払いの時期は
「着工時」だったりしませんか?
もしそうだとすると、まだ支払ってはいけません。
まだ、「着工」していないのですから・・・。
また、どの時点を着工とするかの問題があります。
普通は「地鎮祭」が終わって「遣り方」(土地の上に建物の位置をしるす)をもって「着工」とします。
これを確認してから1、2週間程度のうちに工事費の一部を支払います。
以降同様に、時期を待って支払います。
そちらの工事業者はどのように言っていますか?
さて、
ご相談の件ですが
地方によっては風習に従います。
>★近所への挨拶・地鎮祭・上棟式・工事の人へのお茶出しなど、するものなのでしょうか?その際の、金額は、どのくらいが妥当でしょうか?
あなたが近所への挨拶は事前に行なっていなければ
なるべく早くしておきましょう。
業者さんと一緒に行くのはそれはそれで必要です。
粗品としてお菓子程度を用意する場合があるようです。
建築をする会社の責任者と共に業者名と責任者を紹介する程度の
ご挨拶をしておいた方が良いようです。
業者はタオル程度を用意してきます。
地鎮祭はする場合もしない場合もあります。
式典費用が見積りに計上されている場合はその費用でします。
一般的にはお施主様の負担となります。
神主さんまたはお坊さんに来ていただきます。
手配をするのはお施主様です。
費用は神主さんの場合2万円程度です。
のし袋に「初穂料」とお客様の名前を書いてください。
必要事項は神主さん」にお気軽にお尋ねください。
他に費用がかかるものは「供物」(そなえもの)ですが
海のものと、山のものが祭られます。
その他、酒、米、塩を用意します。
地鎮祭で工事関係者に「祝儀」は出さないのが普通でしょう。
上棟式は
職人への感謝とこれからの安全祈願です。
やらなくてもかまいませんが、そちらの家を誰が建てたのか
などを記録に残し、それを棟の近くに保存します。
簡素なもので良いと思いますので
やった方が良いと思います。
お施主様が主催する祝宴ですので
費用負担は結構かかります。
事前打合せで一式10から15万円程度と決めておき
その中で「御祝儀」も含めて業者さんに仕切ってもらのが妥当です。
一般的には社長・鳶の頭・棟梁クラスで2万円、
担当する大工で1万円程度、後の職人は一律に2千円ぐらいでしょうか?
酒宴の酒代や食事や引出物なども考えると金額の用意は必要です。
何人ぐらい職人さんが来られるのかによってすべてが決まります。
建築会社と話し合ってみて逆算するしかありません。
>業者の方に聞いたところ、近所への挨拶は2千円・地鎮祭は4~5万・上棟式はやる人が7割。やらない人が3割。金額は忘れました。「建替えじゃないんだから、業者が代わりにやってくれるでしょ。」と言う人もいます。
基本的にこれらはお施主様がやられるものです。
段取りなどの点で分からない場合が多いので
工事業者にお任せはできますが、金銭的なことが絡むので
事前に話し合いをしておきましょう。
工事途中のお茶だしは最近は工事業者が
断るケースが多くなりました。
たまに現場へ出かけたときに職人さんが仕事をしていたら
飲み物などを差し入れする程度で良いと思います。
お気遣いは無用と思った方は良いでしょう。