5層停止のエレベータで繋ぐRC造-木造混構造の完全分離型二世帯住宅
建ぺい率60%、容積率160%、準防火地域の敷地約200m2土地に地下1階地上3階+屋上塔屋付の完全分地型二世帯住宅に全5層停止のホームエレベータ付を設計。
施工面積はドライエリアや外部階段を含めた地下階は約43坪(約143m2)、大型の吹抜けや屋上を含む地上階は約94坪(約309m2)という延床面積約136坪(約452m2)規模からなる。
またこの完全分離型二世帯住宅は地階・1階=親世帯(RC造壁式構法)、2階・3階・屋上塔屋階=子世帯(在来木造軸組構法)に水平分離した形式で、それらの室内を5層停止のホームエレベータで貫通したの専用住宅である。
特に、今回の地下室はマルチルーム8畳×3室のほか専用のホームシアター兼音楽室(約30畳)という地下室で、お客様の宿泊にも対応したトイレ・洗面・シャワー室やミニキッチンなどもセットした大規模地下室(約86畳、最高天井高=2.8m)である。
法的には室内ホームエレベータが5層貫通し、B階~1階には内部階段、2階~3階~屋上階には大吹抜けのほか内部階段があるため竪穴区画の考え方を「ロ準耐(1)」にて外壁耐火として解決実現している。これは業界的にも画期的な設計となっており、2階以上の3層は「木造耐火構造(耐火60分)」としている。
また、住宅ながら規模が大きいため外断熱と内断熱を併用した省エネ対策はもちろんのこと、低炭素建物の認定を受けたことでの税制優遇や、区分所有による住宅取得税率の軽減の考え方も盛り込んでお客様の税負担も考慮している。