マンションの床に無垢の杉板フローリング15mmを張っても下階に音を伝えないリフォーム
住み慣れたマンションを手放してやや広い中古マンションの購入を決めた。
が、新しく住み始めるのであればできるだけ自然素材の中で住み続けたいという絶対的な希望がお客様にはあった。
マンションリフォームは単純に素材だけを自然素材にすればよいということではなく、その取り付け方法がマンションの上下階や左右の住人に影響を与えないようにしなければならない。
すでに購入したマンションにも管理規程がいろいろとあって、特に床はLL45(⊿LL(Ⅱ)-3)基準を満たせなければならないが、無垢杉のフローリング材には試験データが無いので施工方法の検討で苦労した。
また、間仕切りの設定(変更)は自由なので住まい手の意向が十分反映できるが、この事案では個室は親子で3室必要なので間取り構成はそのままながら、既存押入れや小さな物入れを改修し奥行1.35mの大型クローゼットを提案している。
ご多分に漏れず住設機器(キッチンやUBなど)は新品への改修は必須であるが、お客様のご希望を十分に反映しつつ、かつ予算管理も行いながら1~2ランク上の住設機器を取付けている。