外観は小さく見えますが、かなり内部空間が大きな3階建事務所併用2世帯住宅の設計です。
設計で難しいのは道路斜線制限のクリアと北側第2種高度斜線制限のクリアと
なにより2世帯住宅なので基準法上は『共同住宅』としての扱いになってしまうので
『耐火建築物』の要求が出てしまうことです。
かつ、住宅用エレベーターを設置し地下、1階、2階、3階、屋上階の5層停止とし、地階事務所へのアクセス、1階親世帯へのアクセス、2階子世帯へのアクセスを分化したことです。
構造は地階と1階がRC造で2階と3階と塔屋階(屋上階)が木造です。
かなり高度な要求にお応えしながら設計をしました。
道路からはインナーガレージ1台分のほか、来客用駐車スペース1台分を確保しています。
都市型の敷地ですので隣棟間隔が十分に取れないので大型の開口を用意してかつ、
中庭を各所に配置して採光を確保しました。
『木造の耐火建築物』なので21㎜PBの2重貼りという重量や壁厚もかなりのものですが
ガッチリしたつくりにできたことで地震にも火災にも強いという内容にお客様も安心度が増しています。