3世帯完全分離型住宅

<はじめに: この回答はご相談のあった1999年8月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております。ご了承ください。>

基本的にこの建物は「共同住宅」となります。

横浜市鶴見区にて実例がありますが
こちらは商業地域で防火地域でしたので
コンクリートの建物になっております。
地上5階建で3世帯が生活しています。
全体では床面積で324m2(98坪)程度あります。

さて、
防火地域でなければ木造建築は可能ですが
建築基準は一応に厳しいものがあります。

また、ともすると各階皆同じ間取りになろうかと思います。
各戸で思い入れは違うでしょうから
同じ間取りとなるとどこかに不満が出ると思います。
満足できないままそのまま引きずるところに問題が生じます。
居住者同士のメンタルな部分です。
本来の設計とはそれだけ大変なものがあります。

でも、これが出来る人はそうはいません。
一般のハウスメーカーや建設会社では
この当たりはほとんど無視してフィジカルな工事の側面のみで
処理してしまうと思います。
これが後々問題になってくるところなのですがそこまでは
予測できないのが普通です。

予測がなければ「設計」とは言わないのですが・・・。ご相談の内容での
強度的な面は強度耐力的な検証の元に設計されますので
設計通りまたはそれ以上に施工されれば問題はありません。
ただし、これをジャッジする人間が必要です。

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