<はじめに: この回答はご相談のあった1999年4月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
>1、何故わざわざとコストの高いピット形式に変更する必要があるでしょうか。
>2、ピット形式の方は本当に施工レベルが高いでしょうか。
>3、建物全体に対して土間スラブ式とピット式はどんな影響を与えているでしょうか。
(もし両式の相違について文献がございましたら是非教えてください)
どのような建設会社かは解かりませんが
工事施工者とお客様の間に入ってくれる設計監理事務所は
今いないのですか?
本来ならば設計者がお客様と話さなければいけない部分です。
一般的には工事途中で設計変更がある場合は
その理由をきちんと伝えた上で、金額も増減額を出した上で
お客様の納得を頂いて工事を続けます。
基礎の設計変更が生じれば役所関係の書類も
変更申請しなければなりません。
ピット形式以外の土間スラブ形式でも構造設計が
成り立っていればわざわざ変更する必要はありません。
しかし、変更をするには理由が必要ですが理由が見当たりません。
おそらく施工する側に土間スラブでは問題があることが発覚し、
ピット形式に変更するようになったのでしょう。
土間スラブ形式とピット形式では多少、
構造設計の考え方が違ってきます。
コストは高くなるとは一概には言えません。
また、「ピット形式が施工レベルが高くなる」ともいえません。
逆にピット内の水の問題なども解決しなければなりません。
「施工レベルを上げる」というだけでは理由になりませんので
もう少し詳細の理由を聞かれることをお勧めします。
その理由が分かった時点で再度メールを入れてみてください。
ピット形式と土間形式の文献はありますが、
数式と数字が並んだ専門書になります。
建築の専門書は一般の方にはとてもわかりません。
残念ながら一般の方向けの本はほとんどありません。
また、お尋ねいただく方が早いでしょう。
余談ですが、
この調子で施工者の話しを聞きいれると「追加工事」だけでも
大変な工事費になってしまうと思います。
多分、注意しないと莫大な追加が出そうな気がします。