大型地下室を親と子の別棟共有の基礎として地下で結ぶツインタワー形式二世帯住宅【横浜市】

段状地に巨大地下室をつくるには道路側から掘り進むので敷地いっぱいに地下室をつくることができます

この「ツインタワーの家」は今後の二世帯住宅の先駆けとなるべく、段状地など敷地形状に合わせた大型地下室を大規模な親と子別棟の共有基礎とした「ツインタワー形式」の二世帯住宅(大吹抜・屋上・ELV付木造在来軸組工法2階建個人住宅)です。

大規模地下室はA棟とB棟の共通の基礎=大型地下室であり、親子が自由に行き来できる動線計画としながらも所有権は別々にするという区分所有法を提言させていただきましたので、親と子それぞれが負担される資産税などの税金面でも軽減できるように配慮しています。(後述)

プランでは親世帯用の玄関・ホールのほか、親子所有の車4台駐車の大型地下インナーガレージ(外部には来客用駐車スペース2台スペースもあり)、地下書斎、大型地下ホームシアター(約26畳=収納含む)を地下廊下とギャラリーと階段などで結び、子世帯のエントランスアプローチからもお客様も出入り可能なようにギャラリースペースとリンクするドライエリアも設置して、たびたびおこなわれるホームパーティーに来られるお客様のための動線も確保しました。

かつ、外部空間にはそれら地下室の屋根を屋上として活用できるように、親子二世帯のA棟とB棟の間には共有の大型の中庭を設けて「孫の顔が見える、付かず離れずの距離感」を演出しています。

また、300m2を超える住宅のため区分所有により二世帯化させて所有者各々に住宅ローン減税ならびに「低炭素建築物認定」による減税のほか、「省エネ住宅ポイント(30万ポイント)×2世帯」も受ける予定ことができてさらにお客様は大満足でした。

将来的には親世帯のご高齢化を見据えてホームエレベーターを設置できるようにエレベーターシャフトを設けたり、太陽光ソーラー発電設備の設置も可能なように屋根形状を考えてあります。

【神奈川県横浜市】

~Before~

約2.4mほどの段状地に建つ既存建物の建て替えです。この建物の奥の土地が売りに出たのを機会に親子二世帯の住宅ができないかというご相談からスタートしました。

約2.4mほどの段状地に建つ既存建物の建て替えです。この建物の奥の土地が売りに出たのを機会に親子二世帯の住宅ができないかというご相談からスタートしました。

~Basement~

段状地に巨大地下室をつくるには道路側から掘り進むので敷地いっぱいに地下室をつくることができます

段状地に巨大地下室をつくるには道路側から掘り進むので敷地いっぱいに地下室をつくることができます

~after~

約2.4mほどの段状地の再建を兼ねた親子二世帯住宅は車庫や玄関、書斎、ホームシアター、ドライエリアを地下で結び、奥の子世帯とも地下で行き来できるプランにしています。

約2.4mほどの段状地の再建を兼ねた親子二世帯住宅は車庫や玄関、書斎、ホームシアター、ドライエリアを地下で結び、奥の子世帯とも地下で行き来できるプランにしています。

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