オーナー企業様向け事業収益型鉄骨造保育施設併用テナントビル
駅からほんの数分の距離にある商店街の一画に位置する土地(約106平米ほど)にオーナーの企画・プランを現実化したテナント決定済の事業用建物である。
1~2階を保育施設としてのスペースとし、3~4階を事務所としての機能としており、3階への直通階段の下に2階への内部階段をプランして1、2階の専有・独立性を確保した。
形式的には2層1テナントというメゾネット形式を採用した空間構成で、3、4階も将来的には一体化できる工夫をしている。
4階は天井高さを4.15mという高天井としたのが特徴ながら、外壁ALCパネルの力学的応力検討を踏まえパネル受け構造柱の乱立による壁厚の肥大化(厚くなること)を避けた工夫をした。
構造は鉄骨造4階建、各階約80平米で屋上(5階・塔屋階)付とし、屋上では家庭菜園ができるように土を入れる設計である。
面積的にはコンパクトなプランとなるのでエレベータ―は設置せず、床面積拡大性や経済性や運用性を優先したが機能性は必要十分としつつ、延床面積が300平米を超えないように工夫している。