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台形敷地に事業収益型鉄骨造テナント併用4階建マンション
バス停前のこの建物は1階にテナントを、2~4階には約40平米の1LDK形式のワンルームマンション6戸を設定した2人住まいをターゲットとしたテナント併用マンション(共同住宅)である。
横浜という土地柄、この土地も同じ敷地内で支持地盤の深度が杭を打設する位置によって違っている。深度途中では軟弱地層も認められ、細砂層もあり液状化の可能性もあることから設計には細心の注意を払った。
建物の主体構造は鉄骨造であるがエレベーターシャフトはRC造という平面混構造的な異色の構造解決をしている。
これは北側高度斜線制限による屋根形状のギリギリ厳密化と共用部床面積の狭小化に対応しての処置である。
収益性を求める場合には専有部を如何に増やすかという一方で、共用部を如何にコンパクトに抑えることできるかがカギである。