仙台・石巻に到着した後、元同僚(マカンボ建築設計事務所時代)で現在はササキ設計代表の佐々木さん(ご実家が大津波で被災し家を流されてしまった)との待ち合わせ時間が約6時間もあるので、
海岸線を一巡りしてみようということになった。
が、海岸に近づくにつれ、津波被害の恐ろしさを目の当たりにすることになる。
雄勝(おがつ)から女川(おながわ)へ抜ける海岸線は骨組みを露にした建物たちが続く。
女川では 横倒しになった建物が点在していた!
地震被害はあまり露見されず、津波被害が顕著に見て取れた。
一部の海岸線でさえこれだけ被災建物があるのだから、青森から茨城までの海岸線のそれらを想像したら、数万棟に及ぶと推測される。
テレビ報道では目にしていたが、実際の被災地の被害状況は想像をはるかに超え、なぜか泣きたくなるほどの悲惨さを抱かせた。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りする次第です。
丸5か月経過してもなお被災地は瓦礫の撤去こそ進んだものの、被災建物はそのまま放置されており、どこから手を着ければいいのかわからないくらい無惨な状態でした。