先日の国交省推進、住宅省エネルギー技術講習・施工者講習バージョンに続いて、今日は設計者講習バージョン<詳細計算ルート編>を受講。
約70人の受講者のうちのほとんどが若者たちで私のような高齢者は2〜3人という実態。
2020年以降はあらゆる住宅にまで省エネ基準に適合義務化がはじまるので、国内のすべての建物は省エネ計算が必須となる。
つまり、これまではスルーしていた一般の小規模住宅(300平米未満)でもチェックが始まることになる。
おそらく確認申請には適合チェックが必須になる方向だから設計者は省エネ計算ができて当たり前になるだろう。
内容はさして難しくはなかったけれど、詳細計算をせずに楽をしようという設計者や施工者に依頼すると断熱材はどんどん厚くなり不経済になるし、「断熱材は厚ければOK」と考える設計者や施工者は内部結露で建物は不朽させることになる。
いよいよ日本の風土に合った土壁伝統工法の建物も含めた建物たちは、「省エネ」というキーワードの元、断熱材の厚みに起因する仕様変更や工法変更を強いられながら、新たな建物を開発し作り出すことになるだろう。
設計者や施工者はさらにリスクを背負うことになるが高性能建物になればなるほど省エネにはなるが工事費もそれなりに高騰する。
イニシャルコストは高いがランニングコストは抑えられ、かつ低炭素化を助長し地球に優しい省エネはやはり目指していきたい。
そして、これらを考えた時、弊社が推進する「土に埋もれた地下室」は土による断熱効果も最大で、室内気候も安定しているので最も省エネといえる!
地上建物とともに上手く共生できる空間づくりを目指していこう!