建築を志した24歳から28歳までの約4年間通い続けた西麻布に出かけた。
昔の勤務先の所長と会って久々の酒盃を交わした時に訪れたのが約30年ほど前くらいになる。
それ以来、高速道路で西麻布を通り過ぎることが常であり、西麻布の交差点に入って、下道で西麻布(霞町)界隈を訪れたのはなんと久しぶりなのだろうか。
例の六本木ヒルズがそびえ立つ麓からやや西の一画なのだが、30年前とはそれほど変わっていなかった。
あの坂道もうらぶれた路地裏の商店街も変わっていない。
まるで30年前の時空に引き戻されたようだった。
だが、道を南に進むにつれ、元麻布界隈はやや様子が違った。
サミットの影響もあるのだろうか、警察官が50m?100m間隔に立ち並んでいて、昔の街並みの雰囲気を思い出すにはちと神経が集中できない。
目的地は元麻布エリアだったのでややビビる。
特にテレ朝通りの中国大使館近辺は路地という路地の入口に制服警官がバリケードを構えていて“職務質問されるのではないか?”との憶測が身を硬くさせた。
防犯という点ではある意味では安心度は高いところだが、どうも威圧感が漂っていて気分的にはよろしくない。
もう少し警備体制なども含めた『安心できる、お気軽で、安全なまちづくり』が期待される。
cosugi : 2008年07月03日 00:19