関西地区ですでに土地を購入された方からメールをいただきました。
地下室付の住宅が建築できるかどうかというご相談です。
早速、ご相談に応じるべく昨日現地を視察しました。
なるほど、なかなか手強い敷地で、思わず「オオッ?」と感嘆の言葉が口を吐きました。
敷地は傾斜地を擁壁で囲い宅地造成してあるのですが、隣地はこちらの土地よりさらに高く、擁壁が築造されています。
また、もう一方は山林で樹木が茂る山のままです。
まずは敷地周囲を観察しながらご相談者の手元の敷地資料を拝見しました。
敷地資料はある程度整っておりましたのでおおむね各ポイントの数値が見て取れました。
また、多数の関連擁壁についても設計図面や構造計算書がおおむね揃っており何とか解読できます。
かなり難易度は高いものの、何とかご希望に応えられる状況は作れそうと判断できました。
ご相談者もはじめは曇りがちの表情でしたが、「実行可能と思います」の私の言葉に安堵された様子で、会話も明るくなりました。
ハウスメーカーなどいくつもの建築会社に敷地を見せてご相談されたようですが答えは出てこないようで、結局、ヴァンクラフトへご相談されました。
敷地形状によっては相当手強い案件でも、「いかに敷地を活かして地下付の住宅を建築するか」という命題にはこれまでの実績によって解法は生まれるものです。
建築資金が限られた中でどれだけのことが出来るか?チャレンジがまた始まります。
cosugi : 2009年11月08日 17:35