検査員研修から見えてきたもの

今日は朝から(公財)東京都防災・建築まちづくりセンターさん主催の検査員研修に出席しました。

検査員になって約20年ほど経過しますが、毎回いろいろと勉強になることが多いです。

特に今回は、エビデンスに関することがメインでした。

ともすると現場ではいい加減になりやすく、スルーしてしまいがちな部分です。

現場検査では当然のことなのですが工事状況のチェックにさらに一歩踏み込んで、その工事をする前工程または前々工程のチェックになります。

つまり、「今やっている工事の前または前々の工事はきちんと公正に行われているのか?」をチェックして記録に残せ!というものでした。

記録に残すことが重要なのです。

建物の瑕疵工事に関して保証をする側の検査(検査員)なので「記録に残したものを『エビデンス』とする」というのは当然と言えば当然ですね。

最近は設計者の若年化に伴ってデザイン優先で図面がきちんと成立していな状況で工事が進んでいる場合があり、かつ現場でお客様にはわからないように勝手に工事内容が変更されていたりという状況もあり、瑕疵が起きた時にそれを証明することが難しくなっていることに因ります。

工事会社の判断で勝手に変更して置きながら、事故が起きたので保証して欲しい!と言われても保険会社としては保証しませんよ!という姿勢なわけです。

当然ですが。。。

根底には不良施工による事故がかなり頻発しており、保険金の支払いが膨大な金額となってきてきているのではないかと推測します。

施工不良になる工事を予測できない技術者が多くなってきている

施工不良になる工事を予測できない技術者が多くなってきている

当然のことながら、工事会社の不良施工を擁護するのには限界もあるわけで、お客様は不良施工を追及していくわけですから、保証会社も工事会社のみならずお客様に対してもエビデンスを備えなばならなくなってきたというわけです。

大事なことは、経験値を持たない技術者が多くなってきている中で、経験値をきちんと次の人々に伝えていくことができなくなってきたので、そのあたりを整備しないとなりません。

ここらで私も一肌脱ぐことにしませんとなりませんね。

 

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