土地を購入する場合に隣地に築造された擁壁にまで関心を払う購入者は少ない。
だが、この隣接築造物の資料収集は購入時ならびに当該敷地に建物を建てる場合にはとても大事な要件である。
この設計資料や検査合格証がないとこちらの敷地に建物を建てようとしても建てられない場合があるからだ。
「絶対に建たないか」と言われれば「建つかもしれない」と回答することとなるがいろいろな方策を考えないと一筋で「建つ」とは言いがたい。
それほど隣接する築造物については資料収集が必須である。
が、一般(素人)の購入者には資料内容の必要箇所がわからないから、私のような専門家に見極めてもらいながら情報を収集していく必要がある。
隣地のものであれ、隣接するということは相互に情報を共有するくらいの開示義務がこれからは必須となるべきである。
cosugi : 2009年08月19日 08:06