“薪”ストーブは23年前から使っています。
歴史はかなり古く時代遅れの暖炉型ビッグストーブ(w900xh800xd500)です。
本体は鋳物製(台湾製で北米向けに生産されていたもの)です。
現在は販売されていません。
鍋やヤカンが載せられるので
シチューなどのコトコト料理は好い感じで、暖と薪の燃える音のヒーリングともに一石三鳥の効果です。
パチパチと“薪”が燃える音は格別ですね。
子供たち(3人)は冬になるとこの炎と音と薪の燃える匂いと暖かさを
毎年見て聴いて嗅いで感じて育ちました。
やはり、火の扱いは好きなようです。
燃料は新築住宅の柱材、梁材などの端材です。
目下、プレカット工場からの端材を調達して燃しています。
端材は杉やヒノキの集成材がほとんどですが
長めのもので60cm程度のものまでこの中に入ります。
なので、燃料代は¥0?です。(「廃材なので持って行って!」と言われます。)
煙突長は5m程度で口径は22cmとかなり太いです。
(昔、サンタクロースは無理して入ってきましたが、今は無理です。(笑)
といっても、子供が小学校を卒業したのでポエムがなくなったのが本当の理由ですが・・・。
当時は子供たちは本当に信じていた時代があります。)
煙突のトップの地上高は約8.2m程度です。
23年前の使い初めのころは紙を多く使いすぎてススが多く出てました。
完全燃焼する前に煙突内での上昇気流によって外へ出て行ってしまいました。
みなさんはどのようなものを燃してますか?
純正な“薪”を燃料に使っているのでしょうか?
“薪”は高額でなかなか調達が難しくないですか?
我が家には屋上があって、煙突からの灰やススの出具合が確認できるので
観察すると確かに細かな灰は出ています。
我が家では火力が強すぎると火の粉が出てしまいます。(現在でも)
なので燃焼火力を調整しながら燃します。
(屋根のトップライトから煙突の出口の状況が確認できるので・・・・)
工夫としては「日中は休日であっても燃しません。」
「燃すのは夜だけ」です。
これは灰やススの飛散状況を学習した結果です。
直接のクレームはありませんでしたが家族が気付いて工夫しました。
自家や近隣が洗濯物や布団を干す日中は避けています。
翌朝には確かに前夜に燃やした灰が自分の車の上に多少落ちていますが
この種の灰は風が吹けば飛ぶので気にしないことにしました。
ちなみに、煙突の出口(トップ)は昔ながらのH型をしています。
このトップの欠点は出口が4箇所ありますが、この4箇所に
鳥の侵入防止(ムクドリが営巣したことがあるので)を兼ねて金網を付けました。
ところが、金網部で外気と内気の温度差によって結露を生じ
金網に油煙が付着して結果的に煙が出なくなり「燃えない」現象が起きました。
それ以来、金網をはずして燃しています。
これも学習の結果です。
金網をはずして早20年、使い続けて23年目の冬、今夜も私の横で燃えています。
蛇足ながら、我が家のストーブは
http://www2.starcat.ne.jp/~jpn-com/stove-p/stove1.htm
の“フランクリン30”に似た“オリンピックレスト”というストーブです。
ジャパンコマースさんから購入しました。
自重が150kgあるので2階のストーブスペースまで
揚げるのが大変だったのを思い出します。
当時は12万円くらいだったと思います。
コンクリート打ち放しのリビングダイニング+マルチルーム(約30畳)の
ほぼ中央にこのストーブが置かれています。
部屋の天井高さは一部で4.4mありますから気積(部屋の容積)は相当あります。
使用前には10度だった室温から一気に約20度くらいまでこのストーブで暖めていきます。
cosugi : 2005年12月29日 22:09