固定端末よりも移動端末の方が過去から多く使っており、モバイル・ノートは必須アイテムである。
が、先週、ノートが起動しなくなった。
これまでの重要なデータが入っている重要なノートパソコンなのでこれが起動しないと仕事にならない。
あいにくバックアップも取っていなかったのが最大の汚点で何とも悔しい限りだった。
血の気が引いて成す術のない自分が情けない。
1日以上に渡ってこんな状態が続き、仕事も手につかない。
が、徐々に自分を取り戻し、何らかの検証をして次へ進まないと事務所の機能も遅滞する。
そこで、まずは内蔵HDDを取り出してそのデータの在否を確認することにした。
外付け用のアダプターに接続して外部HDDとして認識を試みたが「うん」とも「すん」ともいわない。
最悪を考え、全国のHDDの修復会社を探しはじめた。
安いところは8万円くらいでデータを取り出してくれるという。。。
痛い出費ながら8万円程度の出費を止む無く覚悟した。
出荷に向けて準備を進める傍ら、もう一台のマシンにHDDを仮移植してみることを考えた。
これで動かなければ「データ修復行き」となる。
私はこのマシンを2002年8月に購入した。
(すでに購入から丸6年が経過しており、6年落ちの機種といえば一般的には性能・能力不足で
ジャンク行きというところだろうが、この機種は未だもって他機種に劣らない。)
機種はSOTECのWJ4200Cである。
スペックはインテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサ 2A GHz
256MBメモリ、40GB HDD
コンビネーションドライブ
(CD-R/RW & DVD-ROM)
15型TFTカラー液晶ディスプレイ
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition
当時、ノートにデスクトップのCPUを搭載するのが数機種あったが、これもそのうちの一機種。
2A GHzなのでCPUまわりの発熱に心配が多分にあったが多少難ありながら未だ健全。
当時、(4月25日初出荷の)このパソコン(定価で約22.98万円)を2台購入した。
(購入時期はやや違ったと思う)
2台の購入理由は「どちらかがトラブルに遭っても解決が早い」という考えによる。
仮に一台が逝っても部品の共有ができるから移植して使用永続性が望めるとの考えによる。
(そういえば、我が家には同じ機械が2台以上づつあるのは、このポリシーによるところが多い。
もっとも、「分解して組み立てる」というエンジニア的な素養がそうさせているのだろう・・・。)
これが今回は役立った。
現在、1台はモニタのバックライト異常で画面は外部モニタで運用しているが記憶部や
心臓部はいたって健在という同機種。
そんな多少の不具合はあるものの2台とも健在だったので、早速異常検証を行った。
起動しないマシンの内蔵HDDを取り出し、もう一台に移植。
『ものの見事に機動!!!』
データもそのまま生きており、8万円の出費はしなくても済むこととなった。
何よりもデータがそのまま使える環境にあったのは実務的にも助かった。
(データが使えないのでは1週間でも業務上マイナスである。)
次に、いろいろと原因を究明するとメインメモリが逝かれていた。
この512MBのメインメモリは数年前まで1枚約2万円近かった記憶がある。
劣化と見れば気持ち収まるので、新規調達でネットを探すと今ではなんと1枚2710円という価格!!!
このマシンは1GBまで積めるので以前よりクロックをアップして512MBx2枚を送料込みで5920円で購入。
(注文後2日ほどして搭載完了。早!!)
結局、機動異常はメモリだったのでメモリをフルスペックに乗せ換えることとなった。
過去以上の性能UPができて6000円弱とは不幸中の幸い。
『災い転じて福となる』とはこのことだった。
早速、教訓としてのバックアップをサーバーにUPして更なるノート時代に・・・。
とはいうもののハンディサイズのノートが欲しいのは事実。
次の購入はやはり同じものを2台購入することにしたい。
いずれにせよ、一度テンポが崩れたものを立て直すのはなかなか難しく
このブログも約10日間止まってしまった。。。。
約1週間での機能回復は仕方がないところなのかもしれない。
cosugi : 2008年07月17日 10:21