かねてよりLAN接続して使っていたバッファロー製HDDが止まった。
「グーグー」という異音がこのところ続いていたかと思ったら
とうとう止まってしまった。
サーバー代わりにしていたのでこのHDDが動かないと
事務所機能が停止するという致命的ダメージを負う。
なので、異音に気づき代替のサーバー用HDDを購入。
いち早くバックアップを取ってメインを切り替えておいたのはGOOD!!
こうなる時が必ずやって来るだろう・・・という事前の見極めが功を奏する。
だが、長年の愛器をそう簡単にお釈迦にはしたくない性格の私ですから
まずは原因究明・・・。
そこで・・・ネットで検索。
バッファロー(BUFFALO)製 Link Station HD-H250LAN を検索
出てきたサイトからこの機種は冷却ファンに問題があることが判明。
この排気ファンは羽根が回転してスイッチがONになるファンセンサー(パルスセンサー)搭載型。
だから、電源ONで冷却ファンが回転しないとHDD自体への電源が供給されないシステム。
早速、実験開始。
まずは理論=「”冷却ファン”=”排気ファン”なのだから外部から吸引して
HDD内部の空気を吸ってあげればファンは排気方向に羽根が回転するはず」と・・・
ということは「吸引」=「掃除機」と発想し、早速実験してみた。
家庭用の一般的な掃除機をスイッチ「弱」にてケースの排気ファン側に近づける。
すると・・・・・・・予想通り・・・・・・”ファン回転開始”・・・・・・”シュ???ン”といい音が出る。
これだ!これだ!!
ファンが回ればHDDも動くはず・・・・・・と ”電源ON”
すると、これもやはり成功!!成功!!!!成功!!!!!!!!大成功!!
だが、掃除機を遠ざけて吸引がなくなると「冷却ファンは回転が止まってしまった。」
これって冷却ファンの”欠陥!!!”ではないのですかね。
運転音(回転音)の騒音レベルもこの種のものにしては高すぎですね。
まさに、ファンに電源が供給されていても回転しないのはファンモーター内部の欠陥では?
といってもかなりの年数使い込んでいるから無理も無いといえば欠陥とはいえないか。
さて、一度は”お釈迦”を覚悟したのだった。
これまでに「冷却ファンに問題がある」と確信したのだからもう少し突っ込んで調べたくなった。
というわけで、HD?LAN本体を分解してみた。
少々難儀しましたが本体カバーが外れてファンだけを外すことができました。
そこでまた実験。
ファンだけを電源(リード線3本=赤・黒・青)を付けたまま外へ出し
これを掃除機で吸引したらどうなるか?
やってみました。。。。。。GOOD!!
回転します。当然といえば当然ですが・・・
では、、、、、、、、掃除機を遠ざけると・・・・・・・回っています。
成功!!成功!!!!大成功!!!!!!!!大大成功!!
どうやらセッティング位置を変えてみると回り続けます。
「グーグー」のうなり音も向きを変えると出たり出なかったり。
なので、このまましばらく態勢を変えないようにしてHDDとして
一時的な復活に期待し、持続テストをしてみることにしました。
何日持続することができますことやら・・・・。
結局、約1昼夜(24時間)ほど持続しましたがやはり止まってしまいました。
ですからこれはやはり応急処置的なことと位置づけることになりました。
ここでみなさんにお伝えします。
BUFFALOのHDDでHD-H250LANをお使いの方で
ファン部分が「グ?グー」というような異音を発するような場合は
冷却ファンが異常です。
(通常の回転音もかなり高めです。これは異常ではありません。)
したがって、まずはバックアップ用のHDDを用意して
HDDのバックアップを至急とっておいてください。
次に、バックアップを取り損ねてもご安心ください。
まずは掃除機を用意して本体の排気部に掃除機ホースを当て
「弱」にて吸引しましょう。
排気ファンが回転しますのでHDDは一時的に復活できます。
復活はあくまでも一時的なものですから、どうしてもという方は
本体カバーを開けて中の排気ファンを結線のまま取り出し
排気ファン自体の位置や向きを変えて回転を確保します。
電源を切らない限り概ね1日程度は回転が継続する可能性があるので
この時間でバックアップを取ります。
バックアップの取り方はLANケーブル接続による従来の管理の仕方です。
ただし、上記はファンの異常による場合のもので、どのような修理に関しても
自己責任で行っていただきます。一連の改善の保証は私はできません。
というわけで今回は一時的なHDDのハード面での復元方法を紹介しました。
次回はこの”冷却ファンの購入と交換”についてです。
cosugi : 2007年01月19日 22:45