ライトダウンキャンペーンが環境省の呼びかけで6月21日に実施された。
次回は7月7日の七夕がライトダウンの日の夜8時?10時となる。
しかしながら、環境省のこの2日の各2時間という内容でどれくらいのCO2削減が望めるのか?やや疑問なのは私だけ?
啓発というきっかけづくりなのだろうがこれだけではいけない。これを啓蒙に持ち込むのが環境省の役務である。
そうして考えると、コンビニの24時間営業の営業時間短縮や道路端の自動販売機の数量削減さらには深夜のTV番組の放送時間の削減など、多くの時短要因の見直しが必要な時期に来てはいないか。
2008年初期に到来したこの“原油の高騰”は『第3次オイルショック』といえる。
諸物価の高騰が言われ始め、生活物資の品薄感、食料の原材料の不足と第1次、第2次オイルショックの症状と似ている。
だが、今回のオイルショックは地球温暖化、CO2削減、省エネ、エコとの呼応もあって国民の対応が冷静にこれを受け止め、粛々と各人が実行方向に傾倒していることが特徴だ。
そこで率先して実施すべきは各家庭もさることながら、各企業努力であり、先決的にまずは都会に見られるコマーシャル広告看板の照明の“ライトダウン”となる。
今後は銀座や歌舞伎町、大阪ミナミといった繁華街および駅前周辺をはじめ、大看板の乱立する高速道路沿いやインターチェンジ周辺のビル、ホテルの屋上看板も各企業の産物なのだから、これを徐々に減光していくべきと思う。
各企業の営業収入は何もこうした広告看板に頼らなくても営業強化できている。それは10年前に比しても今やIT時代の只中にあって企業HPでの宣伝効果は倍加しているはずで、さらには“質”の時代に入っているのだから・・・。ぜひ、再認識して欲しいものだ。
放置しているのは“深夜までも燦然と光り輝く看板広告”なのではなくて、実は、これを指示する経営者の『垂れ流しや放置』という経営姿勢なのではないだろうか。
消費者は内在するこうした企業の営業センスにももっと厳しく目を向けるべきと思う。
cosugi : 2008年06月21日 09:06