敷地と道路との高低差4.5mを克服する

道路との関係性が一番重要で地下車庫の設置に何をプラスできるかがポイントです。
大阪や横浜での例もそうでしたが駐車場のあり方から見直して提案していくことになります。
どのような車(セダンなのかハイルーフ車なのか)が何台入るのか?こうした単純な疑問からはじまります。
また、こうした段差に建物高さはデリケートに影響されます。


つまり、「平均地盤面高さの算定」の根拠作りが不可欠となります。
これをどのように設定するかによって計画自体が成り立たなくなることが多くあります。
さらに、道路斜線による建物高さの制限も重要で、絶対的な高さを制限されることになるのでこの設定もプラン成立の要となります。
こうした点で段差のある土地は難しいのですが、安直に制限に縛られたプアーな発想では「敷地段差の活用」は無に等しいこととなりますから、これらを逆手に取る発想で「段差の効用」を展開しましょう。
擁壁と地下車庫を兼用するなどは当たり前の発想ながら、その先のプラスアルファーを提案するところが私たち設計者の知恵なのです。
擁壁や地下室は単に作れればよいという発想ではなく、擁壁や地下車庫、地下室と上部建物がどのように関係するのかをきちんと全体想定し、建築資産(自己資産)を如何に倍加することができるかを捕らえることが大事です。
おのずと「出費は抑制して」というお客様の声は当然の要求ですから工事費の面でも地下も地上も低価格に誘導することができます。こうした設計者は多くありません。
私たちはこれを多く手がけてきました。
ぜひ、ご相談ください。
cosugi : 2010年11月11日 07:33

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