神奈川県某市の住宅地下室にプライベートスタジオが完成したので完成チェックに出かけた。
地下室付の住まいは当社の設計監理なので、このプライベートスタジオは通常の地下室設計のほかに設計段階から音響スタジオメーカー(国内でも主要なスタジオを多く手がける屈指の音響メーカー)と協議を重ねながら昨日の完成にこぎつけたのである。
地下スタジオはコントロールブースとアナブースの2室をつくり、それら2室の間の壁に2重ガラスを入れて(「金魚鉢」というそうだ)アナブースに向かってコントロールブースから「Qを出す」ことができる。
最近ではこの「金魚鉢」は電子化されて2室にモニターをつけて「Q出し」をするそうだが、やはり「金魚鉢」があると2室が繋がりスタジオらしくなる。
ただ、今回は地下室に設置をすることでいくつかの注意点を音響スタジオメーカーにリクエストした。
1.空調管理 (冷房排水の管理含む)
2.湿度管理 (除湿排水の管理含む)
3.メンテナンス (本体壁面の)
4.その他 (携帯電話対応、火災報知機)など
通常はスタジオ機能だけのチェックでOKなのだろうが、今回は通常以上のチェックを行った。
いくつかの指摘事項は出たが、概ね問題なく引渡しを終えた。
今後の使用が楽しみである。
cosugi : 2009年07月07日 09:25