質問
中古マンションの購入を考えており、気に入った物件がありましたが、2年前に雨漏りがしたという事実が判明し、購入すべきか迷っています。
このマンションは斜面に建てられており、屋上となる部分が多く、雨漏りの可能性も多いからという説明でした。
補修後は雨漏りしていないようですが、他の部屋でも雨漏りがあった形跡があり、施行自体の問題ではないかとも考えられます。
〇〇ハウスが建設したマンションで施行は◆◆組で、平成2年のバブル期に建設という点も気懸かりです。
このようなマンションでは雨漏りは一般的なのでしょうか?
ちなみに私は最初、△△マンションに住んでおり、そのような問題はありませんでした。
その後、家を新築したのですが、今回、転勤のために家を探しているところです。
アドバイスを宜しくお願い申し上げます。
回答
一般的ではありませんが屋根の形状が複雑であればこうした問題は起きやすいといえます。
また、防水の仕様も一般的には10年です。
アスファルト防水やシート防水が多く施工されていますが、〇〇ハウスあたりでは自社製品が使われている可能性もあります。
購入物件だけが雨漏りを起こしているとは思いにくく、同じような症例があればマンション管理組合としてマンション販売業者または施工者に対応を求めるのが筋です。
マンションのご購入に際してはこのあたりのマンション管理組合の意見能力が問題となりますので、このあたりがしっかりしてるようであればご購入後もトラブルが回避しやすいように思います。
基本的には「マンション全体で解決すべきこと」が、各戸別に解決すべきことに摩り替わることなくキチンと全体として解決されるマンションがこの時代には「良質」といえるように思います。
あなただけが「保証期間はあと6年ある」と意見しても
マンション管理組合が動かない以上何の効力もありません。
マンションとはそういうものです。
最近になってこうしたことが社会問題化してきました。