022-04-27【東京都立川市】地下室付賃貸収益型オーナー住宅

建ぺい率を最大利用=賃貸2室で収益安定を狙った地下室付オーナー住宅

地下RC造1階、地上在来木造2階建ての賃貸併用住宅です。

地階と1階をオーナー世帯として2階部分を賃貸2室として計画しました。

オーナー世帯は大型のLDKワンルーム形式に寝室をプラス。

地階はマルチルームとして多目的のシンプルなプランとして使い勝手を優先しました。

また、外部駐車場は2台分のほか居住者用の駐輪場を確保しています。

2階賃貸部分は独立した各戸専用の外部階段(螺旋階段)を設けてエントランスから独立性を持たせています。

賃貸部分のお部屋はワンルーム形式ながら+ロフト付きのプランとして、LDKとは分けてロフトを寝室として使えるようにしています。

賃借人は単身またはDINKSの20代~30代を対象として、外観上はシンプルでありながらモダンであたたかみのあるデザインでまとめました。

今回は1面の道路が3.6mともう1面が2.6mと道路幅員が狭い法42条2項道路ながら角地ですので、この角地緩和を十分に活かした設計にしています。

これは角地緩和特有の法文を理解すれば2階部分以上を建ぺい率限度まで拡大できますので、多少上部構造が大きくなりますが床面積が1割ほど増大できます。

ですので大きな居室や住室が作れればなおいっそう安定収入を見込めるわけで、賃貸収益型アパートやマンションには好条件となるのです。

具体的には、住宅用途での地下室面積の緩和(延床面積の1/3まで緩和)と屋内駐車場面積の緩和(延床面積の1/5まで緩和)を最大限に利用できますのでとても大きな建物が出来上がります。

いずれにしましても、地下室の築造は建ぺい率の制限にはほとんど抵触しませんので、可能な限り敷地面積一杯に地下室を築造することができます。

 

 

◆設計データ◆

用途地域:第一種低層住居専用専用地域
高度斜線制限:第1種高度地区
前面道路:3.6m、2.6m(2項道路)、角地
容積率:80%、建ぺい率:40%(角地:50%)
敷地面積:約135㎡(セットバック含まず)
延床面積:157.62㎡(地下室とドライエリア含む)