このところ検査件数が増加し1日の検査件数もが増えている。
今日は午前中に3棟の検査を行った。
1棟目は基礎検査。
なかなか美しい鉄筋配筋に仕上がっていた。
聞くと、これまでにいろいろな検査員に指導されてここまで来たという。
各所においてキチンと配筋されており力学的にも安全な様子が窺えた。
思わずこちらから、「これまでいろいろな配筋に出会ってきましたが
これほど丁寧に、きちんと配筋された現場を見たのは久しぶりです」と伝えると、
キチンとした身なりの工事監督は満面の笑みを浮かべながら
「ありがとうございます。ここまで来れたのも検査でのご指摘のお蔭です。」と応えた。
これからもこの調子で“美しい鉄筋配筋」によって、より良い建物がお客様に供給できるよう
頑張ってほしい。
次の検査は城北アリアでの木造3階建ての住宅2棟の軸組金物検査と防水検査だった。
城北エリアでの住宅も最近は3階建てが目立ち始めているが
城南エリアの木造3階建てに比べて敷地面積にやや余裕があるので間取りもゆとりがある。
久しぶりにボールト屋根(曲線面)の建物だった。
こちらの建物も工事内容は到って丁寧に造られており、金物もキチンと取付けられていた。
計算によって確認されているので、必要以上に取付けることは必要ないのだから
隈なく取付けられていなくても十分なのだが、取付けに丁寧さが感じられると
“健康的な骨組み”を感じる。
これならば過度の地震にも“力の流れとバランス”によって対応できると思った。
ただ、1棟の屋根の一部が変則的な曲線と直線の組合せによる構成なので
雨仕舞い(防水)が切れていた。
幸いにして防水屋さんがバルコニーの防水をしていたので現場で対応してくださった
社長さん経由で指摘箇所を改善していただくお願いをした。
防水屋さんも快く改善に応じてくださった。
これだけで午前中が終わり、一旦事務所に戻ってから所員とともに茨城へ向かった。
こちらは現在進行中の当社の案件である。午後3時着。
私は内部造作の確認を行い、所員はドアなどの建具の打合せを行った。
これが済んで次に栃木の現場へ向かった。
こちらも現在進行中の当社の案件である。午後6時30分着。
今日は大工さんが他の現場の上棟(建て方)でみな不在だった。
暗くなった現場に電源を入れてライトを点灯して2階へとあがった。
まず、ストーブスペースの石張り(石敷き)エリアの寸法について造作状況の確認をし、
浴室の防水状況の確認などその他これまでの施工経過のチェックした。
また、浴室と洗面室間のステンレスの大判ガラスドアの枠が届いておりこれを確認した。
和室は板の間なのだが注文通りの“美しい幅広檜”の無垢フローリングが張られていた。
また、1階の廊下の床下地も完成していた。
7時を回ってしまったので、急ぎ東京・新宿の現場に向かった。
こちらも現在進行中の当社の案件である。現場9時着。
現場ではまだ大工さんと塗装屋さんが作業をしていた。
完成引渡し間近の現場なので室内の清掃・片付けを所員とともに行った。
結局、全室の清掃・片付けは午前2時過ぎまで掛かってしまった。
近隣の方々のご協力に感謝。。。
事務所に戻って遅い夕食を所員とともに摂った。午前3時完了。
cosugi : 2006年11月22日 23:15