【アメリカ カンザイ シロアリ】という名のシロアリのものすごい威力にどう立ち向かうか?

アメリカ カンザイ シロアリ というシロアリはアメリカに棲息しているシロアリながら、アメリカから輸入建材や輸入家具などに潜んで日本国内に上陸するという。
 『カンザイ』は乾燥材(かんそうざい)=乾材(かんざい)という名の通り、乾燥材が大好き!!


で、一般のイエシロアリやヤマトシロアリなどに比して少ない水分でも棲息する特徴がある。
 これまでにはあまり知られていなかったが、日本への上陸は1970年代とかなり古い。
 このところこのアメリカ カンザイ シロアリが猛威を奮いはじめているという記事が朝日新聞のコラムに載った。(2008年6月24日朝刊・文化面『わが家の ミカタ』)
 その新聞の内容によれば、1軒の被害が認められると、その被害家屋の周囲400メートル四方にはこのアメリカ カンザイ シロアリの被害拡大が予測されるそうだ。
 アメリカ カンザイ シロアリの棲息確認は顆粒状のフンが特徴で屋根裏などで発見されることが多いという。
 猛威を振るうこのアメリカ カンザイ シロアリの被害家屋の所在はなかなか公開されることがなく、内密に駆除されるそうだが、はたしてこうした情報隠蔽は正しいことなのだろうか?
 財産建物が徐々に蝕まれていく自体は辛いことで、ましてや自己所有建物が被災しているとなれば隣人には言いにくい。だが、公開されないまま隣家や周囲400m四方のエリアの家屋まで被害が広がることは耐え難い。
 被害建物の所有者も知らぬ間に被害に遭っているケースも考えられるわけだから、だれもが被害者となりえる。
 このアメリカ カンザイ シロアリに限っては、ある種の伝染病の病原みたいなものだから、根絶を図るには早期発見はもちろんながら、地域的な隔離・根絶が必要という判断は視野に入れねばならない。
 他のシロアリに比して建物倒壊に通じる重大被害の拡大性が強いシロアリだけに、国も法的な縛りを掛けてでも地域的な駆除を呼びかけねばならない。
 駆除法はまだ確立されていないようだ。が、駆除するには100万円単位の高額な出費が必要なそうだから、国はこのあたりの駆除に対する補助を整備することから考えねばならないのかもしれない。
 とはいうものの、くれぐれも、『シロアリ駆除』を謳った【悪徳駆除業者】にはご用心あれ!
cosugi : 2008年06月25日 21:12

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