昨年7月3日に竣工した東京・福生市のK邸の地下ドラム練習室が昨年末についに完成。
地下室本体工事は昨年の2月に完了しました。その後地上部の工事に移行して7月に完成お引渡しをしました。
その後、お引越しがあって約4ヶ月ほど強制乾燥を行った後、昨年11月中旬に完全防音工事に着手、約1ヶ月の防音・遮音・吸音・内装+空調・換気工事を行って12月中旬に完全防音室の完成引渡しとなりました。
年末・年始ではバンドのお仲間と忘年会や新年会が行われて一段落したところで本日の記念撮影となりました。
完全防音地下室工事の進捗記録はヴァンクラフトの現場NOWをご覧ください
⇒https://www.vankraft.co.jp/genba/genba052/
これまでのお住まいは木造の2階建てでした。ご主人はかなりの音と振動が出てしまうドラム練習に苦慮された経緯があり、抑圧された中での練習にストレスを感じられておられました。
が、お住まいの建替え計画が持ち上がり、絶対に「建替えるときは絶対に地下室付」とご家族を説得されて当社に来られました。
ご希望ははっきりしておりましたのでお打合せはスムーズに進行し、2008年12月の設計開始から約2年を費やして『自分の城』を手に入れました。
お仕事からのご帰宅は深夜になることが多い中、深夜であっても地上部のご家族に気兼ねすることなく思い切りドラムを叩くことができるので、ストレス解消!! お仕事の疲れも吹き飛んで『明日への活力も沸いてくる』のでしょうね。ウラヤマシイ!!
バンド練習は1ヶ月に1度くらいしかできないそうでして、フルメンバーが揃って音が出せるイベントは年に2度ほどだそうですが、中年の魅力が増す年代のお仲間と『福生のベンチャーズ(志茂二バンド)』がワイワイといろいろなイベントを通してメディアやマスコミに登場するのはそう遠い話ではないかもしれません。
こうしたプロジェクトは帰結するまでに、敷地視察?計画?設計契約?設計?工事見積?工事契約?地下室工事?地上建物工事?完成(引渡し)?内装防音工事見積?内装防音工事契約?内装防音工事?防音室完成と約2年ほど掛かります。
このプロジェクトも各種工事は分割発注・分離発注を採用して工事費の低減を図りながら工事品質の向上を図りました。
半年で結果を求めるお客様にはこうしたプロジェクトは不向きですが、一つ一つのプロセスを楽しみながらかつ、納得しながら進めることができるお客様には最高のプロジェクトシステムといえましょう。
防音・防振・遮音・吸音工事担当 : 株式会社 ソナ
当社は統括的な設計を行っておりまして、今回の空調・換気工事は1期工事の工事会社が担当しますので2期の防音工事までを想定して設計を行います。法的な完結も必要ですから1期工事では建築検査合格までをまず完了させ、次に2期工事に臨みこれを補完します。こうした分割発注マネジメントは当社は通例なので慣れていますが、一般の設計事務所では難しいといえます。
ご興味あれば当社の無料相談をご利用ください。
cosugi : 2011年02月11日 17:06